2017年春のおすすめ展覧会 2017春は茶碗!

最終更新日:2017年8月16日

茶関連3展

「特別展 茶の湯」と「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」はコラボしています。
開催日が重なっている日には、東京国立博物館と東京国立近代美術館を往復する無料シャトルバスが運行!
電車だと乗り換えがあってまっすぐはいけませんし、タクシーなら1,500円くらいかかります。
これは嬉しい。
しかも両展チケット割引もあり、通常3,000円のところが2,600円に!

「特別展 茶の湯」は昨年記事を書いているのでよろしければごらんください。

「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」は、千利休とともに楽焼きを創設した初代「樂長次郎」の名品の数々から、当代とって15代目の「樂吉左衛門」
の作品まで展示。
15代目の個展にも行ったことがありますし、歴代の作品はいろいろなところで拝見しましたが、歴代の作品が一堂に会するを拝見するのは始めてです。
「お茶碗」や「陶芸」に興味がある方や、「伝統」の継承と革新に興味がある方は必見です。

「伝統」とは、ただ先代のやっていたことをそのまま継承するものではなく、革新を続けていくことであることがわかります。

3展目の出光美術館「茶の湯のうつわ ―和漢の世界」は、ウェブ上に情報が少なくてよくわかりませんでした。


特別展 茶の湯

http://chanoyu2017.jp/
東京国立博物館
4月11日(火)〜6月4日(日)
1,600円

茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術

http://raku2016-17.jp/
東京国立近代美術館
3月14日(火)〜5月21日(日)
1,400円

茶の湯のうつわ ―和漢の世界

出光美術館
2017年4月15日(土)~6月4日(日)

仏像・仏教美術

奈良西大寺展

http://saidaiji.exhn.jp/
三井記念美術館
4月15日(土)〜6月11日(日)

奈良の大仏で有名な奈良東大寺は奈良時代から続く大きな寺院ですが、西大寺というのもあります。
当時は東大寺と同じような寺院でしたが、現在はとても小さなお寺さん。
小さくなっても歴史に見合った宝物が収蔵されていて、奈良旅行に行った際には是非立ち寄って欲しい場所にひとつ。

その奈良西大寺の宝物展が、2017年、東京、大阪、山口の美術館で開催されます。
最初は東京の三井記念美術館。

国宝の志野茶碗や雪松図屏風で有名な美術館ですが、今回の「奈良西大寺展」のような企画展を開催するのは珍しい。

国宝「興正菩薩坐像」をはじめ西大寺収蔵の仏像群のほか、浄瑠璃寺の秘仏「吉祥天立像」など奈良の寺院に収蔵される秘仏なども特別公開されます。

仏像に興味のあるかたは是非

西洋美術

ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展

http://babel2017.jp/
東京都美術館
4月18日(火)~7月2日(日)

歴史教科書などの挿絵で一度はみたことあるかもしれません。
ブリューゲルの最高傑作「バベルの塔」が来日します。
しかもブリューゲルに影響を与えたヒエロニムス・ボスの貴重な作品も来日!
いわゆる「ルネサンス絵画」から脱皮する時代初期の作品郡を日本で見る機会はあまりありません。
西洋絵画史上で欠かすことができない作品を日本で鑑賞できるまたとない好機。
公式サイトもとても凝っていて面白いです。

シャセリオー展

http://www.tbs.co.jp/chasseriau-ten/
国立西洋美術館
2月28日(火)〜5月28日

フランス・ロマン主義の画家「テオドール・シャセリオー」の作品展です。
フランス・ロマン主義といえばドラクロワの「民衆を導く自由の女神」が超有名ですが、シャセリオーもロマン主義の第一人者。
37歳という若さで早世しましたが、同時代や後生の画家に大きな影響を与えました。
私個人的には、フランスのロマン主義絵画よりもドイツやイギリスのロマン主義のほうが好きなのですが、シャセリオーはまともに鑑賞したことがないので嬉しいです。
フランス・ロマン主義の新たな魅力を発見できればいいな。

ミュシャ展

http://www.mucha2017.jp/
国立新美術館
3月8日(水)〜6月5日(月)

デザイン好きな方ならみんなが知っている「ミュシャ」の展覧会が開かれています。
ポスターなどの商業デザインに現在でも影響を与え続けている画家。
今回の目玉は、ミュシャとして思い浮かぶポスター的な絵画ではなく、巨大絵画群の「スラヴ叙事詩」。
晩年のミュシャが残りの生涯を捧げた作品です。
スラブ民族の歴史画ですが、全20作品がすべて展示されるのはチェコ国外で初となります。

大エルミタージュ美術館展

http://hermitage2017.jp/
森アーツセンターギャラリー
3月18日(土)〜6月18日(日)

サンクトペテルブルグにあるロシアの国立美術館である「エルミタージュ美術館」に常設されている西洋絵画の至宝。
その多くがこの展覧会で展示されています。
通常であればロシアにいかなければ見ることができない絵画を六本木で。

番外

大英自然史博物館展

芸術ではありませんが、東京国立科学博物館で開催中の「大英自然史博物館展」もおすすめ。
皆さんご存じ「始祖鳥」ですが、未だに鳥なのか恐竜なのか、空を飛べたのか飛べなかったのか、判明していません。
出土例も多くない始祖鳥のうち、始祖鳥のベースとなった「ロンドン標本」が展示されています。
この始祖鳥と比べることで、これから発見される化石が始祖鳥なのかどうかは判断される貴重な標本です。

ほか、絶滅したドードー鳥や巨大なナマケモノ、サーベルタイガーの全身骨格なども展示。
中世から近世に入り、「自然史」という学問がどのように歩んできたのか、実際の剥製や史料とともに学ぶことができます。

http://treasures2017.jp/
東京国立科学博物館
3月18日(土)〜6月11日(日)

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