畠山記念館ご案内と『茶の湯の名品』展

茶の湯の美術館「畠山記念館」のすすめ

最終更新日:2017年8月16日

2017年春、東京では『茶の湯』の展覧会が目白押しですが、茶の湯の美術館といえば白金台にある『畠山記念館』。

畠山記念館でも、茶の湯に関わる展覧会『茶の湯の名品−破格の美・即翁の眼』が開催されています。
平成29年4月8日(土)~6月18日(日)まで。

畠山記念館は毎年4回、春夏秋冬それぞれの季節に短期間の展覧会を開くだけなので、あまり訪れる機会がありません。
この機会に是非。

トーハクの茶の湯
近代美術館の茶碗の中の宇宙
そして、出光美術館の茶の湯のうつわー和漢の世界

畠山記念館の『茶の湯の名品−破格の美・即翁の眼』は、そのいずれとも異なる楽しみ方があります。

畠山記念館のおすすめポイント

ホームページにフォトギャラリーがあります。
http://www.ebara.co.jp/csr/hatakeyama/gallery.html
館内や展示室の様子もみることができます。

まず、人がいない!

住宅地にあるこぢんまりとした記念館ですので、行列が出来るようなことはありません。

お庭がある

茶の湯の記念館ですから、お茶室やお庭があります(国立博物館にもありますが)。
観覧者はお庭を散策できます。


巨大な赤松

茶室待合の綺麗な光悦寺垣

展示室に水が滴る音が

展示室は鉄筋コンクリートの建物の2階にあるのですが、展示室内にもお茶室と露地(お茶用の小さな庭)があります。
露地のつくばいには水がしたたり、静かな音が展示室内に聞こえます。

お茶室と同じ掛け軸の展示

掛け軸の展示場所は、サンダルを脱いで畳のうえです。
お茶室で拝見するのと同じ目線、同じ視線で拝見できます。


※畠山記念館パンフレットより

自然光と観覧

貴重な樂茶碗を自然光のもとで鑑賞したのははじめてかもしれません。
展示室内にはやわらかい自然光が入ってきています。

お抹茶を頂ける

別料金(500円)ではありますが、お抹茶を頂けます。
展示室内のお茶室でも頂くことができます。

茶の湯の名品−破格の美・即翁の眼

『茶の湯の名品』展公式ホームページ

『茶の湯の名品』展ちらし

『茶の湯の名品』展出品目録


サブタイトル『即翁の眼』の「即翁」とは、畠山記念館の創始者で明治時代の数寄者「畠山一清」のことです。
即翁が実際に茶席で用いた茶の湯の名品を展示しています。
単品で茶の湯の名品をみるだけではなく、数寄者が実際に茶席で取り合わるとどのような取り合わせになるのか。
面白い展示方法です。

名椀としては、粉引茶碗「松平」や、長次郎の赤楽茶碗「早船」が展示。
重要文化財にも指定されている「志野水指 銘 古岸」も必見ですが、5月11日までの期間限定です。

畠山記念館アクセス

春季展・夏季展(4~9月) 10:00 ~ 17:00
秋季展・冬季展(10~3月) 10:00 ~ 16:30

休館日は月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

入館料は一般700円

〒108-0071 東京都港区白金台2丁目20−12
最寄り駅は「高輪台」
「白金台」「五反田」からは少し歩きますが徒歩圏内です。
入り口は敷地の東側(地図でみると右側)です。

関連記事:茶碗鑑賞の基礎知識

1.基礎:茶碗の種類や名称を豊富な写真で
2.基礎:茶碗鑑賞のポイント、用語集
3.名椀・国宝茶碗一覧
4.名椀・重要文化財の茶碗一覧
5.近代・現代の茶碗
おまけ:国宝と重要文化財に指定された茶碗一覧。観賞用全リストPDFあり
東京都内で茶碗・茶陶の鑑賞ができる美術館・博物館一覧

関連展覧会レビュー

特別展「茶の湯」2017レビュー|楽しみ方とおすすめの名椀ご紹介
「茶碗の中の宇宙 樂家一子相伝の芸術」レビューと楽しみ方。樂茶碗の基礎知識。
出光美術館『茶の湯のうつわー和漢の世界』展 レビューとご紹介
畠山記念館ご案内と『茶の湯の名品』展

コメント(0)

  • ※コメント確認画面はありません。
  • ※コメント投稿後は再読み込みをしてください。
CLOSE ×