特集:カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ Caspar David Friedrich ドイツロマン派

ドイツロマン派の画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒの作品78点をすべて画像付きでご紹介。代表作品には詳細な解説もあり。フリードリヒの生涯や製作技法も簡単に説明。

最終更新日:2017年8月16日

フリードリヒとは

カスパー・ダーヴィド・フリードリヒ(Caspar David Friedrich , 1774年9月5日 - 1840年5月7日)ドイツロマン派の画家。グライフスヴァルト出身、ドレスデンで没する。
フィリップ・オットー・ルンゲととともに、ドイツのロマン主義絵画を代表する。風景画のかたちをとった宗教画を多く描いた。信仰心や愛国心の高さが、多くの作品に如実に表れている。

フリードリヒは、少年期に母を亡くし、弟も自分の身代わりとして亡くした。その心の傷から鬱が高じて自殺を図った事があるともいわれている。
また1789年、隣国のフランス革命などの激動の時代に青春を迎え、30代には、ナポレオンのドイツ支配を経験した。後年はウィーン体制下の抑圧された時代に生きた。
同世代人にヘーゲル、ベートーベン、シュレーゲル、ルンゲ、また、カント、ゲーテ、シラーなど

作品は、自然の風景、それも高みや遥か彼方を見据えるもの、廃墟になった僧院、墓地、古代の巨石墓、槲の木などがよくモチーフとして取り上げられる。無人の荒涼とした風景を題材とした、宗教的崇高さと静寂感に満ちた作品が多い。風景画の中に、宗教的、政治的、精神的な意味を込めて描いた。
フリードリヒ自身は、ほとんどの作品に題名らしい題名を与えていないため、ここに記述した題名のほとんどが、後世に付けられた。

この特集について

この特集は、2005年「ベルリンの至宝展」『窓辺の婦人』を観てドイツロマン派の画家・カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ(Caspar David Friedrich)に惚れこんだ管理人が、他の方にもフリードリヒの作品を観てもらおうとつくり数年前に閉鎖したサイトを内容そのまま再掲したものです。再調査等していないので、所蔵先や学説等は2005年当時のものです。

掲載しているフリードリヒの作品画像については、すでに著作権保護期間が過ぎており人類共通の財産となっております。

カスパー・ダーヴィド・フリードリヒ 作品一覧(画像付き 78点)

バルト海の十字架 1815年 カンヴァス 油彩 44.7×32cm
ベルリン,シャルロッテンブルク宮
窓辺の婦人 1822年 カンヴァス 油彩 44×37cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
代表作品解説『窓辺の婦人』
アトリエからの眺め 1805〜06年頃 紙 セピア 31.4×23.5cm
ウィーン美術史美術館
雲海の上の旅人 1818年頃 カンヴァス 油彩 94.8×74.8cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『雲海の上の旅人』
氷の海 1823〜24年 カンヴァス 油彩 96.7×126.9cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『氷の海』
雪の中の巨人塚(ドルメン) 1807年頃 カンヴァス 油彩 61.5×80cm
ドレスデン,国立近現代絵画館
1807年頃 カンヴァス 油彩 61.5×80cm
ドレスデン,国立近現代絵画館
東屋のある風景 1797年頃 紙 ペン・水彩 16.5×22cm
ハンブルク美術館
1807年 カンヴァス 油彩 71.4×103.6cm
ミュンヘン,ノイエ・ピナコテーク
山の朝霧 1808年 カンヴァス 油彩 71×104cm
ルードルシュタット,ハイデックスブルク宮
山上の十字架(テッチェン祭壇画) 1807〜08年 カンヴァス 油彩 110×171.5cm
ドレスデン,国立近現代絵画館
代表作品解説『山上の十字架』
海辺の修道士 1808〜10年 カンヴァス 油彩 110×171.5cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
代表作品解説『海辺の修道士』
樫の森の中の修道院 1808〜10年 カンヴァス 油彩 110.4×171cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
代表作品解説『樫の森の中の修道院』
虹のかかる山岳風景 1810年頃 カンヴァアス 油彩 70×102cm
エッセン,フォルクヴァング美術館
ミレシャウアーのあるボヘミア風景 1808年頃 カンヴァス 油彩 71×104cm
ドレスデン,国立近現代絵画館
ボヘミア風景 1808年頃 カンヴァス 油彩 70×103cm
シュトゥットガルト,ヴュルテンベルク州立美術館
リーゼンゲビルゲの朝 1810〜11年 カンヴァス 油彩 108×170cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
樫木と猟師のいる風景 1811年 カンヴァス 油彩 32×44.5cm
ヴィンタートゥール,オスカー・ラインハルト美術館
冬景色 1811年 カンヴァス 油彩 33×46cm
シュヴェリーン国立美術館
1812年 カンヴァス 油彩 49.5×70.5cm
ハンブルク美術館
森の中の猟騎兵 1813〜14年 カンヴァス 油彩 65.7×46.7cm
ビーレフェルト,個人蔵
代表作品解説『森の中の猟騎兵』
港の光景 1815〜16年 カンヴァス 油彩 90×71cm
ベルリン,シャルロッテンホーフ宮
月光のグライフスヴァルト 1817年 カンヴァス 油彩 22.5×30.5cm
オスロ,国立美術館
ヨーハン・エマヌエル・ブレーマー追悼画 1817年頃 カンヴァス 油彩 43.5×57cm
ベルリン,シャルロッテンブルク宮
カテドラル 1818年頃 カンヴァス 油彩 152.5×70.5cm
シュヴァインフルト近郊オプバハ,ゲオルク・シェーファー
朝(船の出発) 1816〜18年頃 カンヴァス 油彩 22×30cm
ハノーファー・ニーダーザクセン州立美術館
海辺の婦人 1818年頃 カンヴァス 油彩 21.5×30cm
ヴィンタートゥール,オスカーラインハルト美術館
山の風景 1803〜05年頃 紙 セピア 12×18cm
ワイマール,古典美術館
日の出の風景 1803〜05年頃 紙 セピア 12×18cm
ワイマール,古典美術館
リューゲン島の白亜岩 1818〜19年 カンヴァス 油彩 90×70cm
ヴィンタートゥール,オスカーラインハルト美術館
月を眺める二人の男 1819年 カンヴァス 油彩 35×44cm
ドレスデン,国立近現代絵画館
霧のかかるリーゼンゲビルゲ 1819〜20年 カンヴァス 油彩 54.9×70.3cm
ミュンヘン,ノイエ・ピナコテーク
一日の四つの時 朝 1820〜21年頃 カンヴァス 油彩 22×30.7cm
ハノーファー,ニーダーザクセン州立美術館
代表作品解説『一日の四つの時』
一日の四つの時 昼 1820〜21年頃 カンヴァス 油彩 21.5×30.4cm
ハノーファー,ニーダーザクセン州立美術館
代表作品解説『一日の四つの時』
一日の四つの時 午後 1820〜21年頃 カンヴァス 油彩 22×30.7cm
ハノーファー,ニーダーザクセン州立美術館
代表作品解説『一日の四つの時』
一日の四つの時 夕べ 1820〜21年頃 カンヴァス 油彩 22×31cm
ハノーファー,ニーダーザクセン州立美術館
代表作品解説『一日の四つの時』
教会の見える冬景色 1811年 カンヴァス 油彩 32.5×45cm
ロンドン,ナショナルギャラリー
流れる雲 1821年 カンヴァス 油彩 18.3×24.5cm
ハンブルク美術館
グライスヴァルト近郊の草地 1820〜22年頃 カンヴァス 油彩 35×48.9cm
ハンブルク美術館
朝の田園風景(孤独な木) 1822年 カンヴァス 油彩 55×71cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
海辺の月の出 1822年 カンヴァス 油彩 55×71cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
ボヘミア山岳風景 1823年頃 カンヴァス 油彩 35×48.8cm
ハンブルク美術館
帆船の上にて 1819年 カンヴァス 油彩 71×56cm
サンクトペテルブルク、エルミタージュ美術館
フッテンの墓 1823〜24年頃 カンヴァス 油彩 93×73cm
ワイマール国立美術館
夕べの霧 1824年 カンヴァス 油彩 12.5×21.2cm
ウィーン美術史美術館
ドレスデン近郊の丘と耕した畑 1824年頃 カンヴァス 油彩 22.2×30.5cm
ハンブルク美術館
エルデナ修道院跡 1825年頃 カンヴァス 油彩 35×49cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
ヴァッツマン 1824〜25年 カンヴァス 油彩 135×170cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
墓地の入り口 1825〜26年 カンヴァス 油彩 144×111cm
ドレスデン,国立近現代絵画館
女と枯木に張った蜘蛛の巣 1803〜04年 木版画 17×11.9cm
ドレスデン,国立美術館銅版画館
断崖に立つ女とカラス 1803〜04年 木版画 16.9×11.8cm
ドレスデン,国立美術館銅版画館
ウッテヴァルト谷の岩の門 1801年頃 紙 セピア 70.5×50.3cm
エッセン,フォルクヴァング美術館
雪の中の墓地 1826〜27年頃 カンヴァス 油彩 30×26cm
ライプツィヒ美術館
教会の墓地 1827〜28年頃 カンヴァス 油彩 31×25.2cm
ブレーメン美術館
雪の中の茂み 1828年頃 カンヴァス 油彩 31×25.5cm
ドレスデン,国立近現代絵画館
雪の中の樅 1828年頃 カンヴァス 油彩 30×24cm
ミュンヘン,ピナコテーク
初雪 1828年頃 カンヴァス 油彩 43.8×34.5cm
ハンブルク美術館
エルベ河畔ラーテンの英雄岩 1826〜28年頃 紙 鉛筆・水彩 26.5×23.3cm
ニュールンベルク,ドイツ民族美術館
アグリジェントのユーノー神殿 1828〜30年頃 カンヴァス 油彩 54×72cm
ドルトムント美術館
夕べの星 1830〜35年 カンヴァス 油彩 32.2×45cm
フランクフルト・アム・マイン,ゲーテ美術館
バルト海の夕暮れ 1831年頃 カンヴァス 油彩 54×71.5cm
ドレスデン,国立近現代絵画館
月夜の海岸 1830年頃 カンヴァス 油彩 77×97cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
エルベ河の夕暮れ(ドレスデンの大猟場) 1832年頃 カンヴァス 油彩 73.5×103cm
ドレスデン,国立近現代絵画館
月を眺める男と女 1830〜35年 カンヴァス 油彩 34×44cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
復活祭の朝 1835年頃 カンヴァス 油彩 43.7×34.4cm
ルガーノ,個人蔵
木の習作 1809年 紙 鉛筆 36.2×25.7cm
ブレーメン美術館
リーゼンゲビルゲ 1830〜34年頃 カンヴァス 油彩 72×102cm
ベルリン,ナショナルギャラリー
リーゼンゲビルゲの廃墟 1830〜34年 カンヴァス 油彩 73×103cm
グライフスヴァルト市美術館
人生の諸段階 夜明けの海 1826年 紙 鉛筆・セピア 18.8×26.6cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『人生の諸段階 連作』
人生の諸段階 春 1826年 紙 鉛筆・セピア 19.2×27.5cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『人生の諸段階 連作』
人生の諸段階 夏 1826年 紙 鉛筆・セピア 18.9×27cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『人生の諸段階 連作』
人生の諸段階 秋 1826年or1834年 紙 鉛筆・セピア 19.2×27.6cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『人生の諸段階 連作』
人生の諸段階 冬 1826年or1834年 紙 鉛筆・セピア 19.3×27.6cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『人生の諸段階 連作』
人生の諸段階 洞窟の骸骨 1826年or1834年 紙 鉛筆・セピア 18.8×27.4cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『人生の諸段階 連作』
人生の諸段階 礼拝する天使 1826年or1834年 紙 鉛筆・セピア 18.5×26.7cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『人生の諸段階 連作』
人生の諸段階 1835年頃 カンヴァス 油彩 72.5×94cm
ライプツィヒ美術館
代表作品解説『人生の諸段階』
棺桶とミミズクのいる風景 1836〜37年頃 紙 鉛筆・セピア 38.5×38.3cm
ハンブルク美術館
代表作品解説『棺桶とミミズクのいる風景』
自画像 1810年頃
ベルリン,ナショナルギャラリー

コメント(0)

  • ※コメント確認画面はありません。
  • ※コメント投稿後は再読み込みをしてください。
CLOSE ×